プロフィール

杣人yumi

Author:杣人yumi
弓道と楽しく向き合う杣人の弓道ブログ。お気軽にお立ち寄りください。

カテゴリ
カレンダー
03 | 2018/04 | 05
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
FC2カウンター
Google
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

弓が壊れた!

今日は市弓道協会主催の春季大会。久しぶりに弓仲間さんたちと会う。
この間垜も凍る時期に練習をしてきた成果を出そうと先日から練習をしてきた。ところが、2月27日の火曜日に弓が壊れるという事故が起こった。昨年の11月に届いた弓だ。
練習を終え弦が伸びていたので直して張ろうとしたら姫反りのところで内竹がはがれている。ショックというよりもやはりかという思いが最初に来た。この弓に関しては色々な弓友さんから故障の話を聞いていた。だから私のにも来たかという思いの方が先に来たのだ。

それにしても届いて4か月。巻き藁での7分引きで慣らすこと1か月。先生からそろそろ的も引くようにと言われて的に使いだして先日審査にも使った。弓手の手の内が効くと柔らかい澄んだ弦音が出てかなり馴染んでいた。それなのに内竹が剥がれるとは。

今日、大会で同じ銘の弓を引く人と話していると、やはり笄を起こした経験があるそうだ。ほかの方でも故障の話を云っていた。引き方に問題があるようなお仲間さんたちではない。私にしても柔らかい弓手を心がけ弓を握ったり捻りったりはしていないから弓に余計な力がかかっているとは考えられない。弓の修理は過去に一張しか経験していないが今回はどうなるだろう。

さて、春季大会の結果は。

○○○○ ○○×× ○○○○ ○×○× 12/16 遠近競射 ○ 
で9位だった。

皆中優勝を狙っていただけに悔しい。
一立目は皆中こそしたが矢どころが散っていた。二立目は確り会に納めて伸び合うよう心掛けたので二本は中ったが続く二本は固くなっていたようだ。三立目はそれを反省して軽い引き分けを意識してうまくいった。
昼食をはさんでホワイトボードに順位を記入する中りの本数が書かれた。残りの立を皆中させれば上位入賞が可能だ。その意識がいけなかったのだろう。一本目は気持ちよく中ったが二本目は引き分けからバランスが悪く手の内に力が加わる。なんとか修正しようと思っても出来ず離れてしまった。こうゆう失敗をすると私は川村先生が「離さなければいいんだ」と言ったのを思いだす。その根性がまだ私には無い。三本目は二本目の反省をして丁寧な引き分けに心がけ六時に中る。同じように四本目も引けば良いのだがやはり少し詰まっていたのだろう、八時に外した。

遠近競射は私の前の人たちは全員中てている。星を狙おうかとも思うがあまり狙いにこだわっても力みになってはいけないと思い引き分けに注意しながら自然に収まったところで狙うことにした。矢は他の人たちと同じようなところに中った。遠近競射で矢が集まるのは見ていても面白いだろう。

順位としては10位以内に残ったから良しとするが、内容はまだまだ反省の余地がある。次回は月例会で頑張ろう。

b1834 (2)  b1834 (1)


おまけの話
弓が壊れてすぐ先生に報告をした。先生はすぐ送れば良いとおっしゃるが、先生に見て頂いてから送ろうと思い道場に置いておいた。この間道場の仲間が興味深々で「何処が壊れたの」と訊いてくる。先生も週末の講習会から戻られて弓を見てくださり、「これなら直るから送りなさい」と仰る。そこで、宅急便屋さんに電話をしてみると、届いた時の宅急便やさんはその時の送り状があると安くなるという。残念なことにもう送り状は無い。九州に送るのに3万円ほどかかると言われたが調べ直してもらうと1万6千円ほどだという。別な宅急便屋さんにも電話をしてみた。通常の宅急便としては送れないので家財扱い(引っ越しのカテゴリーらしい)で送ることになるという。なにせ2m20cmを超える箱になる。こちらでは1万2千円ほどだという。いずれにしても高額な送料ということだ。郵便局も訊いたがサイズが長すぎてだめ。スキーパックというのがあるので期待したがスキー・スノボー限定なのだそうだ。
今から修理に出しても5月の審査には間に合わないだろうからどうしたら良いかと思案もある。新しい弓を別に購入し調整すれば間に合うだろうが気に入った弓が見つかるだろうか。それにしても懐の痛い話である。

テーマ : 弓道
ジャンル : スポーツ

審査再開

名古屋での審査を受審してきた。9日が七段、10日が私の受審する教士、11日が八段と六段という日程。私は六段をいただいてから初めての審査となる。この日を目指して一年間練習をしてきたのだからという強い気持ちを持ちながらも監督のパートナーさんは名古屋の名物料理を楽しみにしている。早朝家を出れば間に合う距離ではあるのだが、最近の寒さもあり交通事情がどうなるのかも心配なのでホテルを予約している。前日には名古屋に入り夜は名物の手羽先を食べて澄ましとしよう。

9日、会場の名古屋ガイシホールに着くと会場に地区の先輩方の姿が見える。挨拶をしていると七段の一次通過者の発表。13人の通過者の中に私の県の方はいない。
受審する教士の立順を確認していると七段の二次審査が招集され受審者の方が射場で位取りの確認をしている。最初の一組の一的を拝見して会場を後にした。

10日、朝8時過ぎに会場に着く。来る道何台かの車が弓を積んでいるのを見て嬉しくなる。皆ライバルであり仲間だ。控えに用意されたアリーナのロビーで受付をし、シートを広げて場所を確保する。ただし弓は審査会場に置かせてもらう。アリーナのロビーは結露が酷くて湿気が強いのだ。開会式が始まり審査員の先生の紹介を聞く。矢渡しは観覧席が人であふれて見られないので控えに戻り着替えて待つ。巻き藁練習も大勢が並んでいるのでストレッチ用のゴムでいつものように体の開きを確認する。
軽めの昼ご飯を早めに食べ、午後の開始と同時に射場控えに向かいいつ呼ばれてもいいように準備する。私の射場は三人の欠だが第三射場では十八人も欠があったそうだ。射遅れなどになったら大変だ。射場控えで呼吸を整えていると東京の先生が通りかかり会釈する。

立順が繰り上がり私は大前になった。私は大前が好きだ。同じ立の人たちに挨拶をして入場を待つ。少し手が汗ばんでいる感じがするので吐く息を繰り返して自律神経を整えると気持ちも落ち着いてくる。
入場して肌脱ぎをし、落ちが射終わったのを確認して射位に進む。審査員の先生が欠を確認している。
甲矢、気息を整え打ち起こし引き分けてくる。会に入り狙いを確認しながら押し切る気持ちでいると離れる。軽い澄んだ弦音と同時に的中の音がする。自分でも満足できる弦音と矢飛びだ。
乙矢、落ちの弦音を確認し立ち上がり取懸けへと進む。少し筈が緩いので慎重に取懸け打ち起こす。カケに力が入らぬように慎重に引き分けてくる。弓手の力も抜け肩根から押すが少し詰合が甘かったのだろう。12時に外れた。矢飛びも甲矢ほど鋭くなかった。これでは一次通過は難しい。

控えに戻り着替えているとパートナーさんが戻って来た。お仲間さんの射を見ていたのだそうだ。私の射もビデオに撮ってくれていたので確認すると、残念なことに甲矢、乙矢ともに離れが乱れている。これでは束っていても通過しないだろう。練習では良くなっていたのだが本番でまた悪いところが出てしまった。片矢だったことよりもそのことの方が悔しい。
道具を片付け、お仲間さんの審査を見守る。一人束ったお仲間さんがいたが、他は片矢だったり二本とも外したりとなかなか安心して発表を待てる状況ではない。難しいものだ。

強い悔しさが気持ちをふさぐが終わったものはどうしようもない。すぐすぐ気持ちを切り替える事は出来ないが、また練習をして確りした射に作り上げてゆくしかない。次は五月の京都だ。京都は五月三日が全国大会、六日が審査だから間をどう過ごすのか考えよう。

おまけの話
審査に行く前に道場の人から「杣人さんの審査は気楽でいいね」と言われた。何の事だろうと思っていると「どうせ一回目では受からないのだから」という。なるほどこの人は審査をそうゆう風にとらえているんだと思うのと同時に、失礼な言葉に不愉快になった。
私は六段を受審するときに自分の悪癖を直すためにかなり苦労をした。先輩のアドバイスや考察と工夫を重ねてようやく直して合格に至った。その後さらに研究をして一年を過ごし道場での練習、試合など実践の場での確認と自分に課題を課して教士受審までもってきた。だから私にとって審査は自分の練習の成果を先生に見て頂く最高の場所、真剣勝負の場所だ。「どうせ一回目では受からないのだから気楽だ」などといういい加減なものではない。今回の審査ではその最高の場所で十分に力が発揮できなかった悔しさは自分自身に対する悔しさだ。真剣勝負だっただけにその悔しさも深い。

弓道を始めると大抵の人は審査を受ける。受けると段位が上がるのがうれしく落ちると悔しい。だが審査は受かることが大事なのではない。審査のためにどれだけ自分の射を研究し練り上げ本番に向かうのかという普段の練習が大事なのだ。いい加減な練習をしている人はいい加減な審査の受け方しかできない。そんな気持ちで先生に見てくださいなんて言えるはずもない。
私が道場で練習していると、先生はじっと見てくださっている。その時の私の射は真剣勝負だ。先生に見て頂く射は審査を受ける射と気持ちに少しも変わりがない。審査を受けることで、自分の弓道をより真剣にし正しいものに向かわせる努力をする。その積み重ねが私たちに弓道の本当を教えてくれるのだと思う。

京都の審査までに、今回の反省を一つ一つ心に刻み練習をしてゆこうと思う。


追記)
審査を終えてから京都での審査申し込みをするため弓具店に出かけた。今回は間に合ったのだが、提出する申し込みは締め切りが非常に速いように思う。私が出した京都審査は5月6日だが全弓連の締め切りは3月5日だ。これに合わせた県連の締め切りが2月14日は仕方がないとしても2か月も前に締め切りというのはどうしてなのだろう。京都の次の仙台審査の申し込みは京都を受審する前に出さなければならない。もちろん一度出した受審料は戻ってこないのだからもし京都で受かればそのまま全弓連に収められてしまう。はなはだ不合理だ。一度全弓連で調査検討してほしい。

さて、今回私が受けた教士の受審者は欠員をいれても500名を越したが私の県で一次を通過したのは2名だった。私の帰りがけに面接の準備をしている人が何人かいた。もちろん束ったら通過するという事ではないが、それにしてもあまりにも少ない通過者だ。その中の一人はいつも一緒に練習しているお仲間だったことはうれしい。
今日、道場で審査の様子を報告したが、先生は最近の審査の厳しさに県としての対策を必要とお考えのようだった。私にも「二本スパっと中ててどう判断されるのか知りたかった」と仰る。私も全く同じ気持ちだ。
だが、それよりも京都では二本きちんと中てて合格してきたい。

テーマ : 弓道
ジャンル : スポーツ

射法八節図解

年末に講習会に参加した際、講師のK範士が射法八節の図を作成した時の資料をお持ちでそれをよく読み研究しているというお話をされた。そうゆう資料はぜひ私も読んでみたいと思う。図でも文章でも推敲を重ねる過程で作者の意図が深く理解されるからだ。
弓道を習い始めると誰もが道場に掲げられている射法八節の図を先生や先輩から示されて「こうなっているだろう」「こう書かれているだろう」と説明を受ける。ところが、図や書かれている言葉を本当によく読んでいるかというとなかなかこれが難しい。
以前私が東京の道場に通っていたころ、今は範士になられた先輩に「五部の詰、四部の離れってわかるか」と話しかけられ、教本の本文の中には書かれていないが射法八節の図に書かれていることを教えられたことがあり、強く記憶に残った。昔の道場では休憩の時にもこうゆう話が満ちていたものだった。
「五部の詰、四部の離れ」は教本第1巻115頁から書かれている「会」の項で、詰合が説明され118頁に「これを「詰合い」と称し、「五部の詰」あるいは「四部の離れ」といわれている」と書かれている。しかし、その前の文面から五部、四部がどこのことを指しているのかが分かりにくい。ところが、教本巻末についている射法八節図解にはちゃんと五部の詰を「左手右手左右の肩、胸を張り詰める」と書かれ加えて八部の詰は「五部の詰に足、腰、腹の三か所を加える」とある。四部の離れは「弓道小辞典」によると四部とは左右の拳、左右の肩の四か所の事でこの四か所が一致して同時に離れる理想の離れを云う。とある。

さて、私が通う道場に古い射法八節の図が掲げられていて「弓道八節図解」となっている。これを何気に眺めていて今私たちが使っている「射法八節図解」と少しづつ違うところがあることに気が付いた。
「足の踏み方」では礼射系統の踏み方、武射系統の踏み方となっていて「左足を的に向って・・・」となっている。今は一足で踏み開く場合、二足で踏み開く場合となり「左足を的の中心に向って」と変わっている。
この変更は表現を厳密にしたもので理解しやすい。

z182031.jpg  z182032.jpg

ところが、「五重十文字」の説明を読んで驚いた。一、矢と弓 二、弓と手の内 三、右手の拇指の腹と弦 四、背骨と肩の骨 五、首筋と矢の五ヶ所の曲尺合(かねあい)を覚え其の働きをしること。と書かれている。何処が違うかお分かりになるだろうか。
教本巻末についている「射法八節図解」では、一、弓と矢 二、弓と押手の手の内 三、右手の拇指の腹と弦 四、胸の中筋と両肩を結ぶ線 五、首筋と矢との五ヶ所・・・。となっている。
一は主たる弓を先に記した変更、二は押手の手の内と具体的にした変更。しかし四は全く違う。肩の骨と両肩を結ぶ線というのは意味が違い十文字を理解するためには改定された両肩を結ぶ線の方が正確だと思う。だが背骨というのと胸の中筋というのは全く違うものであってこの改定は重大だ。私なりの解釈だが、昔はよく背中で引けと教えられたものだった。もちろんいまでも背筋の使い方や肩甲骨の働きなど背中は弓を引くために重要な働きをすることに変わりはない。三重十文字でも「脊柱、項が上方に伸び」と背骨が重要とされる。それが胸の中筋に変更になったのには重大な理由がなければならない。ここに「弓道八節図解」から「射法八節図解」に改定された方々の意図が読み取れるのではないかと思うのである。

z182033.jpg  z182034.jpg

他にも「射法八節図解」には赤い線で力の働く方向が記されていたり丹田のイメージが描かれていたりと工夫がなされているし、私も今回読んで新たに気が付いたところもあった。今回は多くには触れないが、どうぞ皆さんも「射法八節図解」を折に触れて眺め、よくその真意を読み解くようにしてみてはいかがだろうか。

ではまた。

テーマ : 弓道
ジャンル : スポーツ

弦を選ぶ

私の通う道場では一月の二週目から「寒稽古」という表題で壁に紙が貼られる。
毎日練習の最初の10射を記録し一か月の記録をつけるのだが、自己申告、試合・射会の記録もOK、毎日記録できない会員は追加の10射まで記録可能と温情溢れる「寒稽古」である。
寒いのが苦手な私は実はフル記載を今までしたことがなく(我ながら軟弱ものと苦笑い)、去年ようやく満願成就した次第。そこで今年もと思っているのだが、スタートはよかったもののなにせこの寒波。現在1週間ほどの遅れをとっている。

さて、最近時々お邪魔しているブログ『流派東方不敗~弓道~』さんが、麻弦の高騰について記事を書いている。国内で麻を栽培するところが少なくなっているのだから想像に難くない。東南アジアで栽培される麻も気温や季節の節目により麻の成長に癖が出て品質に影響がある。輸入品が悪いとは言わないが弦職人は難しい状況にあるだろう。私が弓道を始めたころは麻弦を使うのが当たり前で、谷口や桂を5本単位で購入していた。もう値段は忘れたが弓具店に道場の帰りに寄ったり小物を買いに行くたびに購入していたように思う。今の合成弦にくらべると確かによく切れたから、合成弦が出始めるとその経済性や試合で切れない安心感のためにあっというまに主流になっていった。
麻弦はくすねを塗ったわらじ(まぐすね)で何回もしごいたものでこれで弦は丈夫になる。弓を張って準備をする儀式のようなものだったが、切れるとわらじを作ったり中仕掛け用の麻を作ったりと決して無駄にはしない麻弦でもあった。合成弦は切れたらごみ箱に一直線だ。
ちなみに、中仕掛けは今ではボンドで作るが私が始めたころは中仕掛けもくすねで作ったものだった。だから切れ弦をお湯につけると綺麗な麻が出来て再利用できたのだった。(まぁ中仕掛けのところだけ切ってしまえば良いといえばそれまでなのだが・・・)

さて、11月に購入した弓が最近調子があがってきて弦音も急によくなってきた。だが弦もだいぶ使い込んでいるのでそろそろ審査用にと変えようと普段他の弓に使っている銘柄の弦に張り替えてみた。もちろん新品なのだが、これが思いのほか相性が良くない。張り替えたばかりだから弦音がしないのは分かるが矢飛びも首をかしげるものだ。もちろん矢数をかけて弦が馴染めばよくなるのは分かっているがどうも心もとない感じがする。他の弓では調子がよく使っている銘柄なので何故なのだろう、弦と弓の相性というのもあるのだろうか。そこで今朝道場に行く前に弓具店に寄って新しく「天弓弦 翠」という弦を買い練習前に弦を作ってみた。普通なら一発で出来る弦が今日は何回も弦輪を作り直してようやく気に入った状態になり、おやおやと自笑する始末。だが引き始めるとこれが素晴らしく調子が良い。なんの抵抗も感じずに真っすぐ矢が飛んで行く。初めて買った「天弓弦 翠」だったがすっかり気に入った。休みを入れて4時間ほど道場に居たが最後の方ではそこそこ弦音もしだしたのには驚いた。

さて、話題を最近の寒さのことに変えよう。当地では雪が降ることがほとんどなく、気温もマイナスになることなど経験がない。ところが最近の猛烈な寒波で垜にまく水の水道も朝方は凍る始末だ。寒冷地でなくても冬に垜に水を撒くのは控えると思うのだが当地では経験が少ないのであろう、いつものように垜に水をまいた会員がいた。垜が凍ったのは当然だ。矢が跳ね返り的に中った矢ですら垜には深く刺さらない。審査前なので竹矢での練習をしたいたのだがこれでは出来ない。来週は少し気温が上がりそうなので期待しているが場合によっては別の道場で練習することも考えている。

冬季の練習、どうぞ皆さん体の寒さ対策とともに垜の養生にもお気をつけください。


テーマ : 弓道
ジャンル : スポーツ

切っ掛けを見つける

冬の寒さのなかにあって私の道場は日中射位に陽があたり袴の上からじんわりと足が温かくなるほどです。厚手の袴に冬物の裏地のある胴着を着ていれば十分。雪の降る地方の方は冬季には戸をたてて小窓から射ますがそれを思うと幸せな環境です。

各道場の新年射会も落ち着き、自分の練習に集中してきました。11月に先生の紹介で購入した新しい弓もだいぶ慣れてきて引き味も柔らかくなってきましたし、弦音も乾いた澄んだ音になってきました。これで弦音で射の良し悪しを判断できると喜んでいます。

週末、道場で練習をしていると中学生のMさんがやってきました。とても明かるく元気のよいMさんは入門の時からお世話している先輩おじさんを慕って一生懸命通ってきています。しかし、あまりに天真爛漫というか伸びやかというか、矢がどこへ飛んで行こうが全くしょげたり悩んだりする風もありません。中りが欲しくて研究したり悔しがったりという風もありません。私たちはそんな彼女をほほえましく見守っているのです。

そのMさん。最近少し変化が現れてきました。新年射会の余興で大きな点数的や風船を的にして遊んだのですが、そこで何本か中ってすっかり中ることが楽しくなってきたようです。一緒に練習しながら見ていると色々考えながら引いています。
見ると弓の握りがあっていません。指が細くて長いのですが、弱い弓に薄っぺらい握りのままの道場の弓です。長い指が握りの内側まで回り手の内が全く作れていないのです。そこで握りを作り直してあげると、「全然違う!」「今まで手が痛かった。」と大喜びです。矢も真っすぐ的に向かって飛ぶようになりました。
握りを直しながらお話ししていると、来月審査を受けると言いますし、高校でも弓道部のある高校に行きたいと言います。自分に合った学力と強い弓道部に入部してみたいと言うので、私は審査を受けに来る高校を教えてあげる事にしました。
そして級査定を受ける審査は、入退場、体配を確りやって先生方にちゃんと練習していると分かってもらえることが大事だよと伝えます。
ちょうど一緒の審査で三段を受審する人が練習に来たので入退場、礼のしかたや歩き方座り方など体配の一通りを一緒に練習してみます。

私は少し反省します。それまで天真爛漫で自由奔放に楽しんでいると思っていたMさんですが、実は中る楽しさや審査を受けてみようという向上心をちゃんと心の中に持っていたのです。お世話してくれる先輩おじさんがいるからと口出しを控えていたのですが、声をかけてみると色々な事を質問してきます。
弓道との出合や思いがそれぞれ違うように、成長も人それぞれです。どんどん段位を上がってゆく人もいれば足踏みしながらもこつこつと練習している人もいます。早く段位が上がるから良いというものでもないですし、なかなか段位があがらないからといって真面目に練習していないかというとそうゆうものでもありません。人それぞれに事情があり弓道の進む時間があるのです。それは弓人個々人が持つ弓道の世界なのでしょう。自分の弓道の世界がどうゆうものなのかそれを探りながら私たちは練習を続けるのです。

どうやらきっかけが出来たらしいMさん。これからどんな弓道の道を歩くのでしょう。同じ道場に通う者として少しばかりお手伝いが出来ればよいかなと改めて思った練習でした。

テーマ : 弓道
ジャンル : スポーツ