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弓道と楽しく向き合う杣人の弓道ブログ。お気軽にお立ち寄りください。

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『一射絶命』ケネス・クシュナー

今日、何年かぶりに焼津のかつお射会に出てきました。このところ練習にも方向性が見えていたのでたまには外様の射会に参加してみたいという思いと、ほかにも用事がいくつかあったからです。
朝車を走らせ道場につくと弓道会の方が手際よく準備をしています。駐車場への誘導も手慣れたもの。受付をするとゼッケンと一緒に昼食の引換券を渡され、まず飲み物とお土産の鰹節を頂戴します。受付の奥では昼食用のそうめんを茹で、鰹の刺身を切っています。参加人数は160ほど、昼食班の方たちは自身弓を引くこともせず私たち射会参加者のためにひたすら準備をしてくださっています。

射会が始まったので道場に入りますが、気持ちが落ち着かず練習通りのことが全くできません。中りもわるく、午前四矢、午後四矢の計八射でしたが入賞が出来ないのはもちろん内容も悪く頭をひねりながらの帰宅となりました。
でも、ご当地の弓具店さんに寄って弓袋を買ったりお酒屋さんに寄って日本酒の磯自慢を2本買ったりしてちょっと嬉しい日曜日でした。

さて、射会の前日『一射絶命』という本が届きました。私が弓道を始めて10年ぐらいしたころに出た本なのですが、タイトルが大げさな気がして少し鼻白んだ感じがして買わなかった本です。一年ほど前にそれでも読んでおこうか思い図書館で検索したところあったので読んでみました。
内容はアメリカで禅の勉強をする青年がハワイの超禅寺に行き弓道を通じで禅の修行をするという話です。日ごろ弓道の練習をする私たちにはあまり正面切って禅の修行をしていますといった意識を持ちません。しかし練習が進んでくると技術の問題と同じように心の問題に向きあわなければならない時がきます。例えばよく話題にされる早けの問題も、中りがある人ほど発生しやすい“病気”です。私自身も早いほうでしたから離れる時に的に誘われるのはよくわかります。しかし的にとらわれることは本来の自然の離れを生む射からみれば違うといえるでしょう。
心の問題は離れだけではありません。行射はもちろん体配、そして道場での立ち居振る舞い人間関係もあります。私たちはすべての場面で自分の心の有り様を見つめながら弓道の練習をしてゆくのです。

私は禅や心の問題を語るには役不足ですが、西洋の弁証的思考になれた人(西洋人に限らず日本人でも)が弓道を通じて全く違うアプローチを経験し正しい射が生まれた時の自己の心を知ったときの喜びは驚きと感動があると思っています。それはある時突然現れますが、また消え私たちを悩まし苦しめます。その出会いを求めて私たちは道場に通っているのではないでしょうか。
『一射絶命』の著者ケネス・クシュナー氏はその後弓道修行をどのように行っているのでしょうか。その後の一射絶命を読んでみたい気がします。

かつお射会で全くうまく引けなかった私ですが、練習のように引こうとは努めていました。しかし心が整う間もなく射会は終わってしまいました。もっと練習を積んでどのような状況にあっても何時も正射が出来る心を鍛えなければならないと深く反省したところです。


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テーマ : 弓道
ジャンル : スポーツ