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杣人yumi

Author:杣人yumi
弓道と楽しく向き合う杣人の弓道ブログ。お気軽にお立ち寄りください。

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至福の時

昨日の土曜日。朝から道場に出かける。

鍵を開け、シャッターをあげて窓を開け空気を入れ替え・・・と準備をする。
弓を張り、安土に水をまき的をかける。この一連の作業をやりながら気持ちが落ち着いているのを楽しむ。
弓道を始めてもう何年こうした作業を繰り返してきただろう。
今はワックスの塗られた道場にモップをかけるが、入門した道場は雑巾がけで、足踏みの跡が白く光っていた。

まだ誰もいない道場。思う所をしっかり練習してみようと思い早く来た。
弓道の良いところは一人で練習の出来るところ。私に向いている。

20射も引いただろうか、先生がいらした。
良かった。先生にシャッターを開けたり的をかけたりしていただいたら申し訳ない。

先生は「なんだ、人が来ていないなぁ」と言いながらご自分の弓をとり成をみている。
しばらくすると、私の射をみながら「だめだな」とか「今のはまぁいいよ」と言ってくださっていたのが、「やって見せないとだめかな」と言いながら矢を出しカケをつけた。
射位に立ち、「勝手は今のでいいよ、引き分けも会での肘の位置も今のでいいから、あとは弓手だよ」と言って打ち起こす。
私はすぐ側に立ち、見る。
大三での弓手。「小指を締めたらだめ、弓にふれているだけでいいよ。」「鵜の首で拇指は握りこまない。」と手の内の違いを見せながら引き分けてくる。
会でも「余裕をもっていなければだめだよ」と言いながら肩、肘、弓手の手首が楽になっているのを示す。

そんな先生の実演が6射行われた。先生とマンツーマンの指導。私には至福の時である。

弓道を習い始めの頃、私には師匠と呼ぶ先輩がいた。
道場では大先生以外どんな高段者方も先生と呼ぶことがなかったから名前で呼びあうのだが、多くの先輩が入門したての私を可愛がってくれた。その中でも特に熱心に指導してくださったSさんを私が勝手に師匠と呼ぶ事にしたのだ。先生と呼べない事から苦肉の策と言えば言えなくもないが、親しみを込めたその言葉は私の特権のように道場で定着した。
師匠の指導は時に厳しく、上手く出来ない悔しさがつのるときも有ったが、終わった後の居酒屋での一杯もあり、私には忘れることの出来ない大切な練習の日々だった。

今、先生の指導を受けながら、習い始めの頃の事を思い出す。
先生との新しい時間を私は築く事が出来るだろうか。
私の努力次第。至福の時を悔いの残らないようにしなければならない。




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テーマ : 弓道
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