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杣人yumi

Author:杣人yumi
弓道と楽しく向き合う杣人の弓道ブログ。お気軽にお立ち寄りください。

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顔向けのこと

秋になり弓を引くのに都合の良い季節になってきた。
夏の猛暑の中練習途中で弓のヘタリを気にしながら引いていたが、これからはそんな心配も要らない。
下カケが汗でびしょびしょになるからしょっちゅう取り替えるし、リストバンドをしてカケに汗が移るのを防いだりもするが、それでも汗を吸ってカケが情けなくなっていた。もうリストバンドをすることも要らない。

先日、あるお祭り射会に参加していた時に先輩から顔向けについて注意を受けた。
「打ち起こす時に正面を見ていて、大三にもって行く時に的に顔向けするのは良くない。◯◯先生も嫌っていて注意を受けるから気をつけた方がいいよ。」ということであった。

正直なところ、これは時々やっている事で自分でもあまり感心しないよなと思いながらやっていた。外れが続いたり、身体の開きが上手くいかないと思った時など正面を向きながら打ち起こすと肩の平行が崩れず、楽に引くことが出来、中りを取り戻すことが出来る。身内の射会やお祭り射会などでどうしても中てたいと思う時にやってしまう私の悪癖、麻薬みたいなものと思っていた。そこを注意されたのである。


それが、先日やはり道場で練習中に別の先輩から同じ指摘を受けた。
その時は手の内の練習を集中的にしていたのだが、「打ち起こしの時から的を見なさい」と言い、私の後ろに立って触れるか触れない程度に頭に手を添えて顔向けを規正してくださった。顔向けの甘さ、傾斜を正してくださったのだ。

この顔向けの規正は久しぶりに私に新鮮な驚きをもたらした。

顔向けを厳しくすることで、私の右目は的の中心を見て逸らすことが出来なくなった。中心の白い星と目が糸で結ばれたような感覚になり目が離れない。もちろんまだ練習途中であるから打ち起こす時や大三にもって行く時に顔向けが甘く戻ろうとするのだが、星と目が結ばれているのだから心の中で“あっ今甘くなったな”と思い直す事が出来る。この目が離れない感覚は驚きである。

もう一つ、顔向けが甘い時は大三から引き分けて来る時の矢の動きが目に入るから矢が平行水平であることを確認したり矢筋が的についているかを意識しながら引き分けていた。だが、目が星につながっているとそれが出来ない。目通りを過ぎて矢先が的に入って来て初めて矢を意識することになる。これが良い。
引き分けがうまく出来ているかどうかの確認は練習ならば良いかも知れないが本番では無用である。練習して首尾よく出来るようになっていなければならない。大切な事は的と対峙して気を逸らさない事である。

そして更に重要なこと。顔向けを厳しくすることで胴造りが活き、左右の肩がブレなくなる。これに関しては唐沢光太郎先生の『弓道読本』112頁に書かれているので、興味のある方は読まれることをお薦めする。私にはまだ結果としてそうなるとしか言えない。

顔向けを直しただけで、これほどの事が起こるのである。

それにしても、顔向けをして的を見るという動作は基本中の基本であるが、そこに非常に重要な意味があったことに今更ながらに気が付き、基本の大切さ、恐ろしさを実感している。
そしてその基本をいつも指導し注意してくださる先輩の存在に感謝するのである。





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テーマ : 弓道
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公園祭り

今日は当市の公園祭り。いつもお世話になっている弓道場は公園内にあります。
公園ではプールの無料開放や色々なお芝居の上演、農作物の販売やバルンアートの実演など楽しい事がいっぱいです。

そして、私達の弓友さんたちは市民の皆さんに「弓道体験」というコーナーを準備しています。

弓道はやってみたいスポーツ・武道のなかでもいつも上位にくる人気の武道です。でもちょっと敷居が高く感じられるのも事実でしょう。そんな皆さんに弓道の入り口でも体験していただきたいという「弓道体験」。午前と午後の2回にわかれて行われました。

進行役の I さんが開催の挨拶をし、講師紹介、講師主任の K 先生の挨拶と続きます。

I さんから日本の弓の特徴や事故への注意などの話を聞き、まずは講師5人による座射を披露します。
参加者の方々は息をこらして見つめています。嬉しいですね。

その後、ゴム弓練習、軍手をつけて弓の素引きとつづきますが、講師の方々が一つ一つ手をとって型を教えていきます。続いて遠的用の的を近くに置いて矢をつがえて実際に射てみます。

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ゴム弓の頃は引き分けが上手く出来ず、肩も肘の位置もばらばらでしたが、矢をつがえるころにはどうにか大きく引いて肩肘が揃うようになってきました。しゅぱっと離すと矢は勢いよく的に中ります。気持ちいいですね。

しばらく的に向かって射て中る楽しみを体験してもらいます。どうやら皆さん楽しくなっているようです。

最後、普通の28m先にある尺二の霞的にむかって矢を射てもらい終了です。

体験していただいた皆さんは真剣ななかにも楽しそうな笑顔で満足していただいたようです。
講師の人達も嬉しく楽しい顔。安心しました。


実は私も東京時代に同じような市のスポーツフェスティバルで弓道体験の企画を行ったことがあります。
今回と同様、簡単な和弓の説明と演武を披露した後、子供も大人も一緒になって的に射る体験をしてもらいました。遠的用の的がありませんでしたから矢道におりて的の近くからお手伝いをしながら射てもらったのですが、何回もやりたがる参加者にお世話をする私達も一生懸命になって楽しんだものです。

今回の企画は安全上の理由から事前予約を受けてやりましので丁寧な指導が出来た事が良かったですね。それと大きな的に中てる楽しみを体験したのもGOODです。

今日体験された方、まだまだ弓と矢に触っただけという感じですが、時代劇で弓矢を見た時、国体の放送で弓道を見た時などなにかの拍子に弓道を思い出して興味をつなげていただければ弓引きとしては嬉しい限りです。

公園祭りの「弓道体験」は大成功でした。

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